加藤映次、冤罪と闘ってます(再審請求中)【C】刑務所日記 NOW !

2012.11/13三重県鈴鹿市で発生した殺人事件に巻き込まれ、犯行不能にも関わらず、また自白・直接証拠もないのに一審で【懲役17年】の有罪判決、控訴審・上告審も棄却され、現在千葉刑務所で無念の獄中生活を送っています。一貫して無実(冤罪)であると訴え続けています。2022.6/30に再審請求申立を行いました。雪冤を果たす為に最後まで闘います。長期に亘り勾留されているため、代理人に手紙を出して、ブログをUPしてもらっています。手紙の発信通数が制限されているために、タイムリーでないことご容赦ください。

2018年07月

【勾留2,083日】7月も終わる・・・勾留更新通知は今日も届かなかった (*_*;

2018.7/31(火)
朝:麦飯、じゃが芋・キャベツ・揚げ味噌汁、小女子佃煮、ツナマヨネーズ
昼:麦飯、船場汁、炒り鶏、イカと枝豆の中華炒め、昆布佃煮、チューペット1本
夕:麦飯、太平燕風スープ、小松菜と海鮮チリ炒め、おくらと塩昆布の和え物、ちょいがけカレー、プルーンヨーグルト

 今日は、外運動に出られた。丸っと2週間なかったので、爪切りの為に出してくれたって感じかな。久し振りの日光浴がとても気持ちいい。早く刑務所に行って、広い所で走りたいなぁと思う。サッカーとか出来るのかな。ソフトボール大会とか楽しみだったりするんだよね、ちょっとそう思う自分がいる。

 そういえば日大アメフト問題の最終報告が出されてたけど、加害者の学生が擁護されて、立場を利用して命令した指導者が悪いという形で片付けるのなら、じゃあオウムはどうなんだ?!って思えちゃうね。洗脳されて、従うしかない状況に置かれていた信者達も、この日大の問題に照らして考えてみると、死刑は回避できていたのではないかと思う。そういう意味では今の世論に合わせた再審の審理機会は与えるべきだった。感情論で厳罰求刑になっていた側面は否定できないと思うので、こうして似たような構図の日大の問題を見せられると、改めて信者達への死刑を執行したのは適正だったのかと疑問に思うよ。

 さて今日は午前中に、両親と大叔父が面会に。大叔父との面会は久し振り。守る会の会長を務めてもらったりして非常にお世話になってる。今後は増々活動を活性化してもらわないといけないので、僕からはお願いするばかりだ。大叔父の孫が、僕の次女と同級生なので、主に孫(両親にとっても)の話になり、親戚の集いの場にいるかのような感じだった。執行後もここにいる内は家族・親族としか面会出来ないので、今後はこうした面会の形になっていくのだなというのが、なんとなくわかった気がする。

 弁護士面会も控えてると聞いていたんだが、迎えに来ないまま昼食へ。食べ終えて、くつろいでいる所にやっと迎えが来た。まだ30分くらいはあるのかなと思いつつ大量の資料を持って行く。ところが時計のある所まで辿り着いてみると、終了時刻まで10分もない。しかも別フロアに寄って行くと言う。結局、面会所に着いた頃には残り時間が5分を切っていた。座って挨拶してる内に、終了の声が掛ったって感じ。何だよ?!って感じ。何の為に重い資料を持っていったのか。疲れただけで罰ゲームかの用だったよ。慌てて2つ3つの事は伝えたものの断片的な話では僕の意図は正確には伝わらない。聞きたい事も聞けなかったし、話したい事も全く話せないままに終わってしまった。手紙に書いて検察にヒントを与えるのも嫌なので面会を待ってたのに、これでは困る。執行後の状態も不安定な中で、しっかり話せておけなかったのは残念でならない。この悪い流れからすると、明日にも執行かも。8/8〜の勾留更新は今日も来なかったので、7日までに執行になるのは間違いない。さて、いつくるか・・・。

【勾留2,082日】理由ある悪意は善意に変えられると思っていたが、甘かった・・・(*_*;

2018.7/30(月)
朝:麦飯、南瓜・青菜・麩味噌汁、焼き鳥缶、ひじき煮
昼:麦飯、オクラのねばねばスープ、イカフライ×2、タルタルソース、レモン果汁、揚げ茄子のおろし煮、パイン缶、スポーツドリンク
夕:麦飯、コーンポタージュスープ、蓮根と豚肉の金平、法蓮草のりわさび和え、かっぱ漬け

 早ければ今日あたりに執行ではないかと思っていたものの、朝のタイミングで声は掛らず。ただ、来るかなと思ってた8/8〜の勾留更新が届かないので、8/7までには執行される事になると思われる。受刑生活に入って、いきなり盆休みって展開か。それなら、このままの方が楽でいいな。

 午前中に両親と面会。同席を予定していた支援者は来られずで残念。それにしても久し振りの両親とだけの面会になった。たまには落ち着いての雑談と業務連絡の時間も必要だ。そんな中で、僕の経営していた会社の印鑑がなぜか2セットもあるので、どちらが登録印なのかと聞かれる。実物もアクリル越しで見たけどよく分からん。5年9ヵ月振りくらいに見る訳だしね。でもなんだか懐かしい。そもそもなぜ印鑑が2セットもあるかというと、ある人が勝手に持ち出した後に紛失騒動になり、やむを得ず新たに作る事になったという経緯がある。で、新しいのが届いたら、なくなってた印鑑が出てきたんだよね。そういえば、この時の印鑑も車から出てきたんだよな。僕の車じゃなく、持ちだした人の車からだけど。印鑑が何に使われたか分からないから怖いんだよね。今の所、何も変な話は聞かないけども。

 更に今、書いてて思い出したのだけど、会社の金庫から僕の個人事業用口座のカードと通帳がなくなって騒ぎになった時も、なぜか僕の車の中から出てきたんだった。今回の事件の中で、僕の車に置かれていた鍵といい、車内に物を仕込む手口は、同一人物によるものと思えなくもない気がする。そういう意味では、僕の口座からはほぼ全額が引き出されていた訳だし、その引き出した犯人は分かっているにしても、そのお金の流れを特定する事こそ今回の事件の捜査の中でされるべき事だったのではないかと思う。警察からは「窃盗が分かった時点でなぜ通報しなかったのか」と散々、怒られたけど、会社から犯罪者を出したくなかったし、仕事に支障が出るような事態は避けたかった。経営者として会社を守りたかったし、ヒトとして謝罪の申し出がある事を信じていた。僕は理由ある悪意は善意に変えられると思ってる。その考えが甘かったのかも知れないし、通用しない相手がある事も分かった気がするけど、それでも僕は今後もヒトを信じる事は続けていきたいと思う。

 ただ、今となっては、この金庫盗事件(実は一度ではない)が大事の前の小事だったのは間違いないように思うので、そのリスクの高まりや先行きを読めずに止められなかった僕は経営者としては失格だし、責任はあるだろうな。とはいえ、さすがに今、背負わされてる責任は違うだろう、と言いたい。ちなみに僕はこれで有罪が確定すれば会社役員としては欠格となる。かといって、無職ってのも違うような気がするなぁ。自分の立場をどう書いていいのか分からなくなるってのも困った話だな。とりあえずは、会社経営にしておくか。オーナーとして携わっていくのは事実だしね。

 あと、午後一に入浴だったので体重を量ってみると、66.0㎏。棄却ショックで64.4㎏まで落ちたのが、間食と運動不足でまた増えた。さて、これが受刑生活に入って、どこまで落ちるのか・・・。 

【勾留2,081日】昨日の津島・天王祭りは台風の影響で21年振りに中止になったとのこと。

2018.7/29(日)
朝:麦飯、洋風すまし汁、鰹フレーク缶、たまごふりかけ
昼:麦飯、坦々スープ、親子丼パック(レトルト)、マカロニきな粉、たくあん漬け
夕:麦飯、小松菜生揚げスープ、ブロッコリーと牛肉のソース炒め、パンプキンサラダ、しその実漬け

 朝、起きてみると晴れてる。夜は耳栓して、しっかり寝てたので台風がどうだったのか全く知らない。何事もなかったようだ。でも、いつもより朝も涼しい。そのせいか今夏初めて蚊を発見した。動きが鈍かったような気がしたが、それは暑さが原因というよりは血を吸ってたからなんだろうな。蚊の出る時期は、事件に巻き込まれたりすると、思いがけない所から血液反応やDNA型が出たりするんじゃないのかね。

 新聞によると、地元、津島市の天王祭りは台風で中止になったそうだ。21年振りの中止らしい。市としても大打撃だろうな。天候に左右される市のメイン事業だけに、どうリカバーするかまで考えていかないと、変わりゆく日本の夏についていけないのではないか。こんな蒸し暑い中で人混みの中に行きたいとも思えないしね。それでもまた早く見に行きたいと思う。屋台のイカ焼きとか、たませんとかが食べたい。ビール片手にね。

 それから、先日のAKB総選挙で2位になった僕も推してる、あかりんが写真集を出すそうだ。正直、欲しいし見たい。が、大きな写真集というのは荷物量に制限のある勾留生活には邪魔でしかない。見てすぐに戻すのにもコスパが悪すぎる。これは已む無くパスだな。帰ってから見よう。まぁ外にいたら写真集なんて、どうでもよくなりそうだけどね。今は暇だから色んな事に興味を持って見てるけど、社会に戻って日常を取り戻したら、あかりんにしてもそうだけどアイドルとか、どうでもよくなる気がするなぁ。好みのタイプであるのは間違いないけど。最近は小倉優香も良い?

 あと、日本郵便が「ふみの日」のイベントを開いたそうで、手紙の利用率を高めようとしているみたいだけど、本当にね、もっと身近で気軽なツールとして利用できるようにして欲しいね。手紙が社会との繋がりの命綱になるだけに、皆が面倒臭がらず、メールとかのように手間なく遅れるようにしてもらいたい。受信はデジタルで郵政側がプリントして配達するだけって形も出来るだろうし、利便性を高めて欲しいな。

 とりあえず、手紙は手書きじゃなきゃ、とか嫉妬させるような楽しい食べもの話は控えようとか、検閲があるから変な事は書けないとかって考えてハードルを上げてしまって書けなくなったりするみたいだけど、別に何を書いてくれてもいいんだよ。もらえるだけで嬉しいんだから。ポストカードに一言だけで十分だ。元気で忘れないでいてくれる事を伝えてくれるだけでいい。僕からの返事はなかなか出来ないけど、日記の中でも触れていこうと思うし、気軽に手紙を送ってきて欲しい。ネット記事をプリントして、これを読めって感じでもいいし、内容にも僕にも気を遣う必要はない。プリントするのも郵送するのも手間だって場合は、“守る会”宛てにメールを送ってくれれば、まとめて送ってもらえると思います。とにかく、今の楽しみは手紙・ハガキが届くのが楽しみなので!どうか、皆さんよろしくお願いします!

※宛先は、今は名古屋拘置所ですので下記宛てに
〒461-8586 名古屋市東区白壁1-1  加藤映次宛てで届きます!

【勾留2,080日】来月分のメニュー回覧を書き写す作業も最後か・・・

2018.7/28(土)
朝:麦飯、和風すまし汁、筍土佐煮、きな粉パック
昼:パン、ミルクティ(椀)、デミソースハンバーグ(レトルト)、ミックスベジタブル、スティックチーズ、チョコレートジャム
夕:麦飯、蒲鉾チンゲン菜スープ、豚生姜焼丼(レトルト)、きのこの和え物、みかん缶

 今日は来月分のメニュー回覧。この面倒臭い書き写す作業も、これで最後になる可能性もあるのかな。とりあえず祝日の特食はストロベリーシューアイスになってたので楽しみではある。サイズがどうか、だな。新メニューとして「たくあんの煮たの」ってのがあって、ネーミングも雑だなぁっと思ったけど、そういう名称の福井県の郷土料理なんだそうだ。なんで、たくあんを煮ようとおもったのかね?

 台風が来る影響で、今日予定されていた各地の祭りやイベントの中止決定が相次いでいるそうだけど、夕方過ぎまでしっかり晴れてたし、夜のも時間を早めるなりすれば、なんとかなったんじゃないのか。読みを外したというのか、科学技術が発展しても尚、こんなに読めないもんだなぁと自然を相手にする事の難しさを知る。

 しかし、行政や民間は万が一の事があってはならないからと最大級のリスク管理をして慎重な判断をしたんだろうけど、これくらいの慎重さが本来、求められるべきは刑事司法なんだよね。刑事裁判ではヒトの命や人生を扱う判断をしているというのに、万が一があってはならないという慎重さは微塵もないよね。不都合な事は見ない振りして、無理にでも押し通す。そりゃ冤罪という事故も減らんわ。しかし、オウムの死刑執行に合わせて、また天災と。それもかってない動きをする台風だというから、神格化にいいように利用されちゃうよね。そのタイミングだけを見ても、慎重な判断をしていない。

 週明けは、そろそろ執行となってもおかしくないので、今日は片付けに時間を割く。メモ紙だけで5百枚以上もあった。どうすんだよ、これ。出版用にと書いたのも同じくらいの量あるし。捨てるのも惜しいが、持っておくのも邪魔臭い。今ならもっと上手く書けるし、まぁまた書けばいいか。当事者の言い分というのは、うさん臭く見られるので、踏み込んで詳細を書くのなら無罪になってから表に出したいしね。この日記にしたって、うさん臭く思って見てる人もいると思う。でも僕以上にうさん臭いのが刑事司法というものだし、疑念や探求心があるのなら遠慮なく、ぶつけてきて欲しいと思う。無実の根拠はいくつでも示すし、持っている疑念にはすべてクリア出来る自信がある。知れば知るほど、僕の無実を確信してもらえるのが僕の件だ。

 むしろ僕がこれまでに書いてきた数多の疑問への答を考えてもらいたいし、答えてもらいたい。あいにく、コメントとかには対応できないのが残念だ。手紙くれれば対応するのに。って、それももう難しくなるのか。ま、アンチも含めて関心を持ってくれて、ありがとうって感じだし、今後も見ていてくれれば、その内に無罪を勝ち取る現実を目撃してもらえると思う。今後は日記も短くなるから、僕の日常くらいしか分からなくなると思うけど。

【勾留2,079日】オウム死刑執行の新聞記事を読んで・・・

2018.7/27(金)
朝:麦飯、さつま芋・白菜・玉葱味噌汁、いわし味付缶、うぐいす豆佃煮、コアコアプラス
昼:麦飯、御講汁、バンバンジー風サラダ、胡麻ドレッシング、胡瓜としらすの酢の物、野沢菜漬、スポーツドリンク(パック)
夕:麦飯、麩とねぎのすまし汁、豚肉野菜炒め、法蓮草辛子和え、生姜甘酢漬け

 今日は朝一に久し振りの入浴前短縮運動。15日振りに外に出られた。ここから見る景色もそろそろ見納めになりそうだなぁと感慨深くなる。今日は大して暑くもないが、こうして短縮でいいから朝の内に出せるだけ出してくれればいいのにって思う。

 新聞が届いてオウムの死刑執行の記事を読むと、仙台では外運動が普通に実施されてたんだなぁというのがわかる。ちなみに昨日の僕の日記で、最後になった朝食のメニューが分かるね。刑場でフルーツやお菓子が出るらしいけど、さすがに喉を通らんだろうなぁ。死刑を身近に感じ過ぎてしまう分、新聞記事を読んでるだけで気持ち悪くなるし、胸が痛くなる。しかし前回に続き今回も文科省の不祥事とぶつける形での執行かよ、と思うと政治的な死刑の利用を改めて疑いたくなるな。法相も「慎重に慎重を重ねた」というけど、国会が閉幕して速攻だし、前回の執行前に酒宴に参加していた事からすると、その言葉に重みが全く感じられない。法相にとっての「慎重」という言葉の意味は軽すぎるのではないか。

 報道によると、再審請求して間もない人もいたそうだし、審理の中で新証拠が出てきた人もいたそうだ。協議に入っていた人もいたそうだから、とても慎重な検討がされたとは思えない。再審の権利を奪う悪意と恣意に満ちた執行だとしか思えないね。新たに女性信者殺害疑惑が浮上してきた中で執行を急いだ理由も分からない。真相を解明するよりも、不都合な事実は口を封じてでも無視する。これが日本の刑事司法の現実なんだよなぁ。はっきり言えるのは刑事司法が本当に慎重な検討をしているのならば、冤罪の被害なんて生まれてないって事だ。実際にはろくに検討なんてしていないから冤罪が多発している訳だよ。公権力の不祥事が絶えないのも、そこに慎重さがないからだろう。そんな不確かな中でどんな検討をしたのかも不明のまま死刑の執行がされてしまって良いのか。死刑冤罪の過去もあらい、可能性がゼロでない以上、協議進行中の再審を無視してまで執行に踏みきったのは権力の横暴が過ぎる。非常に不愉快な話であり、改めて最大級の非難の意を示しておきたい。

 今日は午前中に、関西から支援者の人が面会に来てくれたんだが、今日は祖母が来ると聞いているので、已む無く辞退する。わざわざ遠方から来てくれたのに申し訳ないが、皆ちゃんと予定を調整してくれているだけに、突然来られても困ってしまう・・・。空きがなく予定が埋まり、断っている人も多いだけに状況を理解してもらうしかない。受刑者になってからの面会は尚更だ。

 で、午後から祖母ではなく次女と両親が面会に。中2の次女は大人っぽくなってきたなぁと思うものの、背が伸びた分細さが目立つ。スレンダーでモデル体型だとは思うけど、背がどこまで伸びるか。子ども達にはまだ僕の状況を説明していないと聞いたんだが、さらっと次女が大分がいいとか千葉だとディズニーに行けていいとか言うので、えぇ?!っと。もの凄い軽い感じだし。まぁ、すでにもう僕はいないのが日常になっているので、どこに行こうが大差ないのだろう。年に3度の長期休暇中に会うだけなら旅行気分を楽しめた方が良いって感じなんだろうな。それも最初の内はいいけど、その内に飽きて面倒臭いだけになっちゃうんだよね。まぁ、飽きられる前に帰るしかない。って、旅行も何もない近場になるような気がしてるけどね、僕は・・・。


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